- Blog記事一覧 -子どものかかとの痛みについて
10月になり緊急事態宣言が解除され、スポーツ活動も解禁となったところが多いからか、今月になって子どものケガが増えてきている印象です。その中でもかかとの痛みを訴える子が多いですね。
今日はかかとの痛みについての話を少し。
昔から膝の痛みとかかとの痛みは「成長痛」と言われることが多く、仕方のないものと捉えられることもいまだにあるようです。
成長期に多い障害ではありますが、仕方のないものではなく、しっかりとした治療を行うべきです。
適切な治療を行わないことで剥離骨折や骨壊死に移行してしまう場合もあります。
かかと周辺の痛みは踵骨骨端症(シーバー病)が有名です。
成長期は骨が弱いため、アキレス腱や足裏の筋肉からかかとの骨が引っ張られ炎症を起こすことがあります。
それだけではなく、アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎、踵骨脂肪体炎、足底筋膜炎などかかと周囲だけでも考えられることはたくさんあります。処置もそれぞれ違います。
必ずチェックすべきなのは靴やスパイクです。
靴が足に合っていない、きちんと履けていない、といった問題がある限り症状が一時的に治まっても再燃する可能性が高いですし、治りも悪いでしょう。
合っていると思っていたらオーバーサイズだった。せっかくいい靴なのに履き方脱ぎ方がメチャクチャ。なんてこともあります。
当院ではエコーで患部の状態のチェック、足のサイズのチェックを行います。
また、かかと周囲にはたくさん関節があるので、それらが正常に動いているかの確認、骨盤股関節からの影響でかかとに負担がかかっている場合もあるので骨盤股関節のチェックも行います。
それらをもとに施術、必要に応じてテーピング、ストレッチやトレーニングの指導も行います。
サポーターや靴の提案もできます。
かかとの痛みでお困りでしたら当院にご相談ください。
休業のお知らせ »